2025年秋、東京ビッグサイトで開催された「知的財産フェア&コンファレンス2025」に、
私たち Stii(スティー) は「知的財産管理とデジタル証明」をテーマに出展いたしました。
ブースには、大学・特許事務所・製造業・製薬業・IT企業など、
知財に携わる幅広い業界の担当者が足を止めてくださいました。
ㅤ1. 現場で見た「知的財産管理」の現実
フェアを通じて印象的だったのは、訪れてくださった多くの方々が「知的財産の保護」に対して
高い関心を持っている一方で、「何から始めればいいかわからない」という声が非常に多かったことです。
● 特許だけが“知財保護”ではない
ブースに訪れた知財担当者の多くは、
すでに特許出願や意匠登録など、法的な保護体制を整えていました。
しかし一方で、こう話す方も少なくありませんでした。
「社内の研究データやノウハウ資料は、特許に出していないから扱いが曖昧なんです。」
「保存しているけれど、誰がいつ作成したか、正確にはわからない。」
「ファイルが部署ごとにバラバラで、証拠として整理できていない。」
このように、“特許外の知的財産”
つまり、社内の技術資料・研究ノート・設計図・デザイン試案・顧客提案書などの管理方法に
悩む企業が圧倒的に多かったのです。
ㅤ2. 現場担当者が語ったノウハウ管理に関する「2つの共通課題」
フェアで交わした数十件の会話の中で、
多くの企業が共通して抱えているノウハウ管理への課題が、次の3つに集約されました。
課題①:特許管理はしているが、社内保管のノウハウデータの“正しい保管方法”を知らない
来場した多くの知財担当者は、すでに特許出願や意匠登録などの制度面では整備が進んでいました。
一方で、「特許に出していない技術情報」や「研究記録」「設計試案」「実験データ」といった
社内ノウハウの保管方法については、明確なルールがなく困っているという声が目立ちました。
「社内に技術資料は大量にあるけれど、どこに何が保存されているのか把握しきれない。」
「個人フォルダや共有サーバーに置かれているだけで、正式な保存手順がない。」
「特許出願しないノウハウこそ重要なのに、形式がバラバラで整理できていない。」
「ノウハウにタイムスタンプを押した方がいいのは知っているが、できていない」
多くの企業が、特許以外の知識資産を“どう守るか”という具体的な方法を持っていないのです。
この「ノウハウの保管ルールの欠如」こそ、実は知的財産管理の中で最も見過ごされがちな課題です。
この“真実性の確保”こそが、実は知的財産の管理における最大のボトルネックです。
課題②:「公証」や「タイムスタンプ」の運用負担
来場者の中にはノウハウに公証役場を利用している方もいました。
さらに、公証より簡単な証明方法である「タイムスタンプ」を利用している方もいました。
しかしその多くが、
「公証役場までいちいち出向くのが手間」
「ノウハウ化するものを厳選し最低限のものに絞らなくてはならない」
「ファイルが多すぎてタイムスタンプの付与作業が大変だし結構時間がかかる」
といった運用上の負担を訴えていました。
課題③:「限られた予算で、どこまで知財保護を実現できるか」
もうひとつ多く聞かれたのが、コスト面での悩みです。
知財部門は企業の中でも直接的な利益を生む部署ではないため、
どうしても経費削減の対象になりがちです。
「タイムスタンプの重要性は理解しているが、件数が多いと費用がかさむ。」
「公証や外部証明は1件ごとのコストが高く、全件対応は難しい。」
「結局、“どこまで守るか”の判断が現場任せになっている。」
多くの企業が**「守りたい情報は多いが、予算が追いつかない」**というジレンマを抱えています。
特許のように費用対効果が明確な制度とは異なり、
社内ノウハウの証憑化は「成果が数字で見えにくい投資」として後回しにされがちです。
しかし実際には、トラブル時の損失は大きく、平時からの保護体制こそが最もコストを抑える防衛策です。
そのため今、企業には「費用を抑えつつノウハウを継続的に証明できる」
低コストで運用可能な仕組みが求められています。
ㅤ3. 特許だけでは守れない—ノウハウ保護も“知財管理”の重要な領域
フェアを通じて改めて感じたのは、
知財管理は「特許を取ること」だけでは完結しないという現実です。
特許出願や意匠登録は、確かに企業の技術力を法的に守る強力な手段です。
しかし、実際の企業活動では、
特許にできない・していない社内ノウハウや設計資料、研究データ、提案書、図面などが
数多く存在しています。
これらの情報こそが、競合に真似できない「企業独自の知的財産」であり、
**保護されないまま放置されている“無防備な資産”**でもあります。
● ノウハウ流出・紛失のリスク
多くのトラブルは、特許になっていない情報で起こります。
退職者による資料持ち出し、取引先との証明トラブル、自社技術を他社に先に特許化されるケースなど。
共通しているのは、「いつ」「誰が」「どんなデータを持っていたか」を証明できなかったことです。
つまり、ノウハウを守れなかった原因は技術力の不足ではなく、
“証拠を残す仕組みがなかった”ことにあります。
● ノウハウ保護は「真実性」の確保
社員PCや社内サーバーに保存されたデータは、見た目が整っていても簡単に修正・削除ができるため、証拠としては不十分です。
今、求められているのは「データの真正性を証明する」仕組みです。
特許のような登録制度だけでなく、日々の社内ノウハウにも改ざん防止の証憑を残す文化が必要です。
● ノウハウを守ってこそ知財戦略は完成する
特許が“攻め”の知財だとすれば、ノウハウ保護は“守り”の知財。
両輪がそろって初めて、企業の知的財産は真に防御力を持ちます。
そしてその「守り」を支えるのが、タイムスタンプによるデジタル証明です。
紙や公証のように人の手を介さず、データそのものに存在証明を残すことで、
ノウハウの信頼性を確実に裏づけることができます。
ㅤ4. Stiiが提案する“これからの知財管理”
Stiiが提供する「stii タイムスタンプ知的財産マネージャー」は、
こうした現場の課題を背景に誕生したソリューションです。
● 自社PC上で「タイムスタンプ」を一括付与・検証
複数の知財関連ファイルを選択し、ワンクリックでタイムスタンプを一括付与・検証。
書類を外部サーバーにアップロードする必要はなく、自社PC内で安全に処理できます。
● 「文書管理」ではなく「証憑管理」に特化
ファイル自体をクラウドで管理するのではなく、
各自のPCに保存された文書に確実な存在証明を付与することに焦点を当てています。
企業のセキュリティポリシーや研究機密を守りながら、法的に有効なデジタル証明を残すことが可能です。
● 専門知識がなくても使えるUI
操作画面はフォルダー構造に沿ったシンプルな設計。
特許部門だけでなく、開発者・研究者・デザイナーなど
誰でもExplorer感覚で使え、社内全体に“証拠を残す文化”を広げることができます。
● 年間数万円~!現実的なコスト感で継続運用できる価格設計
stiiタイムスタンプ知的財産マネージャーは、
「ノウハウ保護をコストの壁で諦めない」ための低コスト運用モデルを実現しています。
年間数万円~で運用可能
タイムスタンプ発行費用の別途契約必要なし
追加料金も一切なし!
証憑管理を「特別な作業」ではなく、“日常の一部”として続けられる価格と仕組みが、Stiiの最大の強みです。
ㅤ5. 現場で感じた変化と、これからの展望
今回、フェアを通じて最も印象的だったのは、
知財部門に限らず、開発・企画・デザイン部門の方々が
“自分たちの成果を守る方法”に関心を持っていたことです。
もはや「知的財産の保護」は法務部や特許担当だけの仕事ではありません。
企業全体が“データの真正性”を意識し、「記録を残すこと」が組織文化として根づき始めているのです。
そしてこの流れの中で、Stiiのような「タイムスタンプ+管理」の仕組みは、
知識財産を“守る”から“運用する”時代へと変えるための基盤になると確信しています。
Stiiはその仕組みを、
「stii タイムスタンプ知的財産マネージャー」という形で提供しています。
✅総務省認定の“真正な証明力”
電子帳簿保存法対応でも採用されるレベルの信頼性。自社保存データでも法的証拠としての力を持ちます。
✅一括で複数ファイルに対応
スクショ+HTML+テキストログなど、複数の異なる証拠形式をまとめて一括でタイムスタンプ処理可能。
✅専門知識不要の簡単操作
右クリックで付与するだけの直感的UI。誰でもすぐに使えるので、法務部門や現場担当者でも即運用可能。
✅ローカル環境での処理可
データを社外に出さず、ローカル環境でタイムスタンプ処理可能(=機密情報管理にも最適)。






