お役立ち情報

消される前に、残す。 Web上の商標侵害に“証拠力”を持たせるタイムスタンプ活用法とは?

目次

この記事にたどり着いたあなたは、きっとこんな経験があるのではないでしょうか。

💭うちのブランド名が、知らないサイトに使われてる…?」

💭Googleで検索したら、他社の広告に自社名が使われてる…?

💭でも数日後には、そのページが消えていた…

──今のネット社会では「証拠を残す」ことが何よりも大事になってきています。

ブランドを守るための“証拠力”、あなたは準備できていますか?

ㅤ‎スクショだけじゃ足りない時代が来ている

「とりあえずスクショ撮っておこう」
──確かに、それ自体は良いことです。

でも、問題はそのスクリーンショットの“証明力”

裁判や行政対応、プラットフォームへの削除申請で問われるのは、
「その情報が本当に当時存在していたのか?」という点。

スクショ単体では、次のような不安がつきまといます:

  • いつ撮ったか証明できない

  • 誰が撮ったかわからない

  • 改ざんされていない保証がない

つまり、あとから「本当にこの情報、当時存在してたの?」と聞かれたときに、
“信頼できる第三者の証明”がなければ、証拠にならない可能性があるのです。

ㅤ‎商標侵害の“新しいリスク”とは?

「偽アカウント」「偽広告」「偽販売サイト」が増加中

近年、以下のような形でのブランドの無断使用が増えています

  • SNS上の偽アカウント運用(公式風プロフィール画像やアカウント名)

  • Google広告での商標ワードの不正利用

  • 中国ECサイトでの類似商品販売

  • 生成AIによる“偽レビュー”生成ページ

  • 他社サイトの構成・コピー盗用による“偽LP”作成

問題は、こうした違反行為が、指摘後すぐに削除されてしまうことです。
悪意ある相手は、証拠が残らないように意図的に動いているケースもあります。

ChatGPT Image 2025年10月9日 11 58 11 stii タイムスタンプサービス

ㅤ「証拠力」を高めるカギ=タイムスタンプ

そこで登場するのが「タイムスタンプ」という技術です。

タイムスタンプとは?

タイムスタンプとは、ある時点にそのデータが確かに存在していたことを証明する技術です。
電子署名技術を応用し、第三者(タイムスタンプ認定局)が発行するもので、以下のような法的効力が認められています。

  • データの存在時刻の証明(非改ざん証明)

  • 電帳法など法制度にも準拠(総務省認定事業者のみ)

  • 先使用権の立証に使える(特許・商標関連の争い)

たとえば、スクショ画像+タイムスタンプ付きファイルがあれば、「その画像が改ざんされておらず、2025年10月6日時点に存在していた」ことを、公的に証明できます。

その証明力は、裁判所や法務部、外部交渉の場でも有効
言い換えれば、スクショに“証明力”をプラスするアイテムが、タイムスタンプなのです。

ㅤ侵害“された後”にも活用できる?

タイムスタンプ=防御ではなく、“攻め”の証拠収集ツールへ

「stiiタイムスタンプ知的財産マネージャー」はこれまで、
「自社が先に開発・創作したことの証明」に活用されてきました(先使用権、出願前の証拠保全など)。


最近はそれだけではなく、
商標が“侵害された後”に発見された場面でも証拠保全手段として活用され始めています。

  • 偽ブランドサイトを発見したときに、画面キャプチャ+HTMLソースを保存し、即時タイムスタンプを付与

  • SNSで拡散されていた無断広告投稿を保存し、後から「いつ存在していたか」を主張できるようにする

  • リスティング広告で商標が不正使用されたスクリーンショットを保全し、広告代理店に調査を依頼する際の材料にする

そういった場面で、見つけた“その瞬間”をタイムスタンプで残しておくことで、
「消されたけど、確かに存在していた」ことを立証できるようになるんです。

ㅤ活用シーンの具体例

① SNSで偽アカウントを見つけたとき

  • 状況:Instagramで「◯◯公式」を名乗る偽アカウントを発見

  • 対応:アカウントのプロフィール・投稿一覧をスクショ+保存 → タイムスタンプ付与

  • 目的:通報・削除された後も、侵害実態を証明しうる記録として保管

② ECモールでの類似商品出品

  • 状況:AmazonやAlibabaで、自社ロゴが入った模倣品が販売されていた

  • 対応:該当ページの画面+商品情報テキスト+商品画像をPDF化 → タイムスタンプ付与

  • 目的:販売ページが削除されても、商標侵害の“事実”を保全して訴訟準備

③ リスティング広告の商標使用

  • 状況:Googleで「◯◯(自社名)」を検索したら、他社の広告が表示されていた

  • 対応:検索結果の広告キャプチャ保存+HTMLのmeta情報含む記録 → タイムスタンプ

  • 目的:後日Google等への通報時や、商標審判資料に活用

知的財産マネージャー stii タイムスタンプサービス

ㅤなぜ「Stii タイムスタンプ知的財産マネージャー」なのか?

✔ 総務省認定の“真正な証明力”

電子帳簿保存法対応でも採用されるレベルの信頼性。自社保存データでも法的証拠としての力を持ちます。

✔ 一括で複数ファイルに対応

スクショ+HTML+テキストログなど、複数の異なる証拠形式をまとめて一括でタイムスタンプ処理可能。

✔ 専門知識不要の簡単操作

右クリックで付与するだけの直感的UI。誰でもすぐに使えるので、法務部門や現場担当者でも即運用可能。

✔ オフライン環境での処理可

データを社外に出さず、ローカル環境でタイムスタンプ処理可能(=機密情報管理にも最適)。

ㅤ今、備えるべきは「いつか起きる侵害」のための証拠力

商標の価値は、「侵害されたときに守れるか」で決まります。
発見が遅れたり、証拠が不完全だったりすることで、企業としての対応力が問われる時代です。

Stii タイムスタンプ知的財産マネージャーは、
これまでの“出願前保護”を超えて、“侵害後”における証拠構築の武器として活躍しています。

あなたのブランドを、あなた自身で守るために

  • 自社商標の使用実態を“証明”できますか?

  • 侵害を受けたとき、“改ざんされていない証拠”を提示できますか?

  • 削除されたWebページの“存在”を、証明できますか?

その答えがNOなら、Stiiで「今、残す」ことをおすすめします。

ㅤ▶今すぐできる無料資料請求はこちら

 Stii タイムスタンプ知的財産マネージャーで、あなたの商標と、その証拠力を守りましょう。

有益な情報をいち早く受け取ろう! 👋

月1回、厳選した知財&DX情報を無料配信中

知的財産保護

知財担当者の最近の悩み… 特許にならないノウハウ技術情報をどう守るか

「自社が先に作った」と主張しても、
「いつ作ったのか」「誰が作成したのか」を客観的に証明できなければ、
法的に“後発扱い”され、先使用権の主張すら退けられる可能性があります。
つまり、ノウハウの本当のリスクは流出ではなく“証明できないこと”にあるのです。

もっと見る »
知的財産保護

「出願しない技術」を守るという選択肢 ~タイムスタンプ付きメールで“知財戦略の穴”を埋める方法~

知的財産権制度(特許・意匠・実用新案など)は、技術的アイデアを明確な権利として保護する強力な制度です。しかし、現実にはすべての技術が出願・登録に適しているわけではありません。特許を取得することで技術内容が公開されてしまうため、あえて出願を避けるという判断も、知財戦略として広く行われています。

もっと見る »
知的財産保護

【業種別】タイムスタンプ該当書類 一覧 ~「その時点で存在したこと」の証明が、企業の未来を守る

知財係争や技術流出リスクの高まりにより、企業は「いつ、誰が、どのような内容で発明したか」を第三者に示せる証拠を備えることが不可欠になっています。
つまり、これからの知財戦略には「存在証明」の仕組みこそが、基盤として必要とされています。

もっと見る »

stii タイムスタンプサービスに関して

ご不明な点はございませんか?

 Stii カスタマーサービス

月曜~金曜 10:00-17:00

(祝日を除く)